手抜き工事②洗浄が適当

表面を薄く削ぎ取る作業

下地処理の最初の作業、高圧洗浄。外壁や屋根面の汚れや旧塗膜を水で洗い流す作業です。ホームセンターで売っている様なものではなく、強力な水圧で行い、塗装面を綺麗にして、塗料の付着をよくする重要な作業です。
専用の洗浄機に水を入れて噴射して汚れを落とします。より正確に言えば、洗い流すというより外壁や屋根の表面を薄く削ぎ取る作業です。使う水圧は、汚れがひどくない場合は80~100気圧、汚れが激しい場合は120~150気圧で水を噴射します。この水圧は、コインパーキングにある洗浄機の2倍くらいであると言われています。
高圧洗浄の単価は100~300円/㎡です。外壁・屋根塗装の費用の中では安い部分なので、この料金を相場よりもかなり高くするような業者はあまりいません。けれど、500円/㎡以上する場合は注意しましょう。トルネードタイプやバイオ洗浄タイプでも300円前後です。逆に、安すぎる場合には、洗浄を適当にする可能性もありますので、これも注意が必要です。

半年で剥がれてしまうことも

塗装の前に外壁や屋根面の汚れをしっかり落とさないと、どんなに良い塗料を使っても半年~1年で剥がれてしまうことがあります。これは、塗料とほこりなどが付着してしまい、しっかりと外壁面に塗料が付着しないために起こる初期不良です。高圧洗浄でも全てのほこりなどを落とすのはできませんが、下塗りが外壁や屋根自体に浸透するくらいになれば問題ありません。
水圧がコインパーキングの2倍の強さと書くと、「外壁や屋根にダメージを与えてしまうのでは?」と不安に思うかも知れません。しかし、通常の壁であれば問題ありません。仮に高圧洗浄の水で崩れる壁なら、台風などの自然災害に耐えられません。しかし、内部の外壁材まで激しく劣化しているような場合は、壁が崩れたりする場合もあるので、洗浄前には外壁材などの状態をしっかりと確認することが重要です。
万が一外壁材の状態が良くない場合は、外壁塗装ではなく張替えなどのリフォームが必要になります。